エナジードリンクのおすすめ8選！ 良い効果を得るための飲み方もご紹介

エナジードリンクは、「勉強中の眠気を吹き飛ばしたい。」「仕事の気分転換をしたい。」というときに手を出しやすい商品であるかと思います。エナジードリンクは、スーパーやドラッグストア、コンビニに置いてあることが多く、手に入りやすいです。価格も安価なものが多いため家に常備しておくと、とても便利です。

しかし、エナジードリンクは種類が多いです。そのため、どの商品を選べば良いのか迷ってしまうこともあるかと思います。

今回はエナジードリンクのおすすめ商品をご紹介していきます。カフェイン量や危険性も一緒に紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

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エナジードリンクとは？

「エナジードリンク」という言葉を知っている。という方でも、どんなものなのか説明できる方はあまりいないのでしょうか。そこで、まずは、エナジードリンクとはどんなものなのかご紹介します。

エナジードリンクの定義

実はエナジードリンクについては明確な定義・基準が法律では明確化されていません。

エナジードリンクは清涼飲料水の一種です。清涼飲料水というものは、次のように定義されています。食品衛生法で「乳酸菌飲料、乳、乳製品を除く、アルコール分が1％未満の飲料」。つまり、ミネラルウォーターやジュース、スポーツドリンクなどと同じ分類になります。

日本では一般的に、カフェイン、アミノ酸、ビタミンなどの成分を含む炭酸飲料のことを「エナジードリンク」と呼ぶことが多いようです。

効果・効能・成分

効果・効能はエナジードリンクに含まれる成分によって変わります。しかし、共通して主に期待される効果・効能は以下の2つです。

「飲んだら元気になる」という曖昧なイメージしかありません。では、具体的にどのような効果・効能があるのかわからない方は多いのではないでしょうか？

目覚まし効果

カフェインを含んだエナジードリンクには、眠気を覚ます効果があります。
これは、カフェインがアデノシンという呼ばれる眠気を感じさせる物質の働きを抑制するためです。

疲労回復効果

エナジードリンクには、アミノ酸やビタミンが含まれているものが多くあります。
エナジードリンクで不足分を補うと、疲労回復に繋がります。

「アルギニン」というアミノ酸は、疲労の原因物質の1つであるアンモニアの増加を抑えられます。
また、ビタミンの中でも、B₁、B₂、B₆などのビタミンB群は、エネルギー代謝に必要とされます。
過労時や激しい運動をした時に多く消費されるます。

エナジードリンクと栄養ドリンクとの違い

エナジードリンクと似たものに「栄養ドリンク」があります。みなさんはエナジードリンクと栄養ドリンクの違いを説明できるでしょうか？

一番の違いは、分類の違いです。
エナジードリンクは先ほどお伝えしたように「清涼飲料水」です。
一方で、栄養ドリンクは「医薬品または医薬部外品」に分類されます。

栄養ドリンクは、「医薬品または医薬部外品」に分類されるため、有効成分・効能・効果を記載することができます、それに対して、清涼飲料水は有効成分・効能・効果を記載することは出来ません。

風邪に効く栄養ドリンクを知りたい人はこちらのページをご確認ください。

本当に体に悪いのか？

エナジードリンクの効果・効能・成分をご紹介しました。
では、「エナジードリンクの飲み過ぎは体に悪い」というの正しいのでしょうか？

答えは、正しいです！
エナジードリンクに含まれるカフェインを摂り過ぎることで、体に悪い影響が出ます。
では、カフェインを摂り過ぎると体のどこに影響が出るのでしょうか？

みなさんが疑問に感じているエナジードリンクの身体への影響を、確認していきましょう。

脳

エナジードリンクには「カフェイン」が含まれています。

このカフェインは過剰摂取するとカフェイン中毒を引き起こします。中枢神経系の刺激により興奮、不安、不眠症、頭痛などの影響が出ます。また、カフェインは摂取を繰り返すと依存症になることがあります。

カフェインには眠気や疲労を感じさせにくくする効果があります。一方で、摂取を繰り返すと、効果が薄くなってきます。

カフェインの効果を得ようと摂取量を増やしていった結果、カフェイン依存症に陥ることになります。

心臓

エナジードリンクを飲むことで、心機能異常・血圧変動などのリスクが高まることがわかっています。
米国パシフィック大学が18～40歳の健常者34人に行った、以下のような実験があります。

・32オンス(≒950ml)のカフェイン入りエナジードリンク2種、もしくは、プラセボ飲料のどちらかを6日おきに3回飲んでもらう(エナジードリンクのカフェイン量は304～320mg程度)

・飲む時間は1時間以内、ただし最初の30分間に飲む量は半分以下にする

・実験開始～飲用4時間後までは、30分ごとに心電図と血圧を測定する

この結果、エナジードリンクを飲用した人は、プラセボを飲用した人と比較して、4時間後のQT間隔が6~7.7ミリ秒長くなることが判明しています。QT間隔とは、簡潔に言うと心臓が拍動してから次の拍動があるまでにかかる時間のことです。

この間隔が長くなりすぎると、不整脈になる恐れがあります。

Impact of High Volume Energy Drink Consumption on Electrocardiographic and Blood Pressure Parameters: A Randomized Trial
Sachin A. Shah, Andy H. Szeto, Raechel Farewell, Allen Shek, Dorothy Fan, Kathy N. Quach, Mouchumi Bhattacharyya, Jasmine Elmiari, Winny Chan, Kate O’Dell, Nancy Nguyen, Tracey J. McGaughey, Javed M. Nasir and Sanjay Kaul
Originally published29 May 2019https://doi.org/10.1161/JAHA.118.011318Journal of the American Heart Association. 2019;8:e011318

エナジードリンクの摂取方法

エナジードリンクには、身体に良い影響もありますが、
過剰摂取すると悪い影響もあることがわかりました。

「悪い影響がある」と聞くと、飲まない方がいいのかな？と思ってしまいますが、飲む量やタイミングに気を付けていれば、問題ありません。エナジードリンクの適切な摂取量とタイミングをご紹介します。

適切な量

エナジードリンクは商品によって成分が異なります。そのため、一概に「1日何本まで」というように言い切れません。なので、1日1本を目安にしましょう。

1日1本以上飲む方は、栄養成分表示をしっかりと確認しましょう。成分の摂取量目安を超えると、体に悪影響を及ばす可能性があります。

特に注意する必要がある成分は以下の2つです。

カフェイン

成人の1日のカフェイン摂取量の目安は、400 mgです。これは、米国食品医薬品局（FDA）が示している数字です。
WHO(世界保健機関)からは、妊婦は1日300 mg 以上の高カフェイン摂取を控えることと注意しています。

2001年に、カフェインの胎児への影響はまだ確定はしていないとしつつも、お茶、ココア、コーラタイプの飲料は同じくらいの量のカフェインを含んでおり、またコーヒーはその約2倍のカフェインを含んでいることから、妊婦に対し、コーヒーを、1日3～4カップまでにすることを呼びかけています。
2016年には、妊婦のカフェイン摂取に関する勧告を公表し、1日300 mg 以上の高カフェイン摂取の妊婦では出生時の低体重、流産や死産のリスクが高まる可能性があるとして、それらのリスクを低減するため、1日300 mg 以上の高カフェイン摂取の妊婦に対し、妊娠中はカフェインの摂取量を減らすように注意喚起しています。

Restricting caffeine intake（WHO recommendations on antenatal care for a positive pregnancy experience）
WHO recommendations on antenatal care for a positive pregnancy experience

エナジードリンクの中には、1缶でコーヒー2杯分のカフェイン(約120mg)を含むものもありますので、注意しましょう。

また、1日のカフェイン摂取量を守っていた。としても、短時間で大量に摂取することは厳禁です。

体重60kgの人がいたとします。その人が、もし1時間以内にカフェイン400mgを摂取してしまうのです。そうすると、急性中毒を引き起こすことがあります。さらに、毎日250mg以上のカフェインを摂取し続けるとします。そうすると慢性カフェイン中毒になることもあります。

そのため、エナジードリンクを飲む時は、間隔を空けて少しずつ飲むようにしましょう。また、週に数回はエナジードリンクを飲まない日を作ることをおすすめします。

糖質

1日の成人の糖質摂取量の目安は320gです。エナジードリンクの糖質は、100mlあたり10g前後を含んでいるものが多いようです。

カロリー０や糖質オフのエナジードリンクも販売されています。そのため、カロリー制限・糖質制限している方は、糖質が低い商品を選択するのもおすすめです。

また、摂取量を計算する時は、食事やおやつなどで摂取する他の食べ物・飲み物に気をつけましょう。
例えば、仕事の合間に食べる事の多いチョコレートは、カフェインも糖質も含まれています。

「間食にチョコレートを食べたから、1日の摂取量目安を超えてしまった。」そんなこともしばしばあります。
また、チョコレート以外にも、以下の食べ物/飲み物にカフェインや糖質が多く含まれています。

カフェイン：コーヒー、紅茶、お茶など

糖質：米、パン、麺、さつまいも、じゃがいも、にんじん、ごぼう、りんご、バナナなど

タイミング

エナジードリンクを飲むおすすめのタイミングをまとめてみました。
自分が期待する効果に合うタイミングで飲んでみてはどうでしょうか？
カフェインと糖質の摂取量には気をつけるようにしてください。

勉強や仕事の30分前

カフェインは摂取してから30分後に覚醒効果が出ます。「眠い」「集中できない」という状況になると困る重要な場面があります。そういう場面では、カフェインを含むエナジードリンクを勉強や仕事の30分前に飲みましょう。

食後30分以内

食後30分は消化器官の働きが活発になります。そのときには、栄養が吸収されやすい状態になっています。なので、エナジードリンクの成分を効率よく吸収したい場合は、食後30分以内に飲みましょう。

就寝前　※ノンカフェインに限る

疲労回復効果のあるアミノ酸やビタミンを補うようなエナジードリンクを摂取しましょう。
睡眠は疲労回復のために重要な活動のため、睡眠の妨げになるカフェインは控えることがオススメです。
覚醒作用のあるカフェインを含むものがエナジードリンクには多いです。そのため、就寝前に飲む場合は、ノンカフェインのものにしましょう。

エナジードリンクの選び方

「栄養成分」「カフェイン含有量」「味」と、エナジードリンクで差別化が起こっています。そのため、ドリンクを選ぶときには、自分に合った商品を選びましょう。

栄養成分で選ぶ

アミノ酸やビタミンといった栄養成分が、エナジードリンクには含まれていることが多いです。なぜなら、疲労回復効果を期待している人が多いからです。

例えば、健康サポートの向上などに期待できるアミノ酸の一種であるアルギニン。また、エネルギーに変換するサポートとして、ビタミンB群(ナイアシンやパントテン酸を含む)が含まれています。また、飲みやすくするために、糖分が多く含まれています。

こういった疲労回復などに効果がある成分に注目すると、効率的に栄養補給ができます。ただし、一方でエナジードリンクにはカロリーが高い傾向にあります。なぜなら、糖分が多く含まれているからです。そのため、飲み過ぎには注意が必要です。

カフェインの含有量で選ぶ

カフェインには、興奮作用があり、また、頭をすっきりさせてくれる作用があります。一方で、カフェインの含有量がエナジードリンクの種類ごとに異なります。カフェイン含有量が多いとスッキリのサポートも高まるります。どの程度眠気をなくしたいか、リフレッシュしたいかによって選ぶのが良いです。

例えば、エナジードリンクで代表的なレッドブル1缶に含まれるカフェインの含有量は80mg、コーヒー約1杯分の量。一方で、モンスターエナジーは142mg、コーヒー約3杯分の量です。

一方で、エナジードリンクの中には、カフェインが含まれていないものもあります。なぜなら、カフェインを摂りすぎると不整脈や不眠などの原因になったり、心拍数の増加、震え、下痢や吐き気が起こったりすることがあるからです。そのため、過量摂取はとても危険です。

また、頭痛薬や風邪薬にカフェインが配合されていることもあります。コーヒーや紅茶だけではなく、医薬品を服用中の方もカフェインの摂取量に注意してください。

味で選ぶ

エナジードリンクの味は商品によって違いがあります。なぜなら、他の商品と差別化するからです。甘い・苦いなど味に特徴。クセなど味にアクセントがあったりとメーカーによって工夫されています。また、炭酸の強さも商品によって異なります。炭酸が苦手な人は炭酸が入っていないものをオススメします。

味はエナジードリンクに含まれる成分によります。高麗人参やガラナなど疲労回復や精力増強に効果的な成分が配合されたエナジードリンクがあります。そのような成分は味にクセがあるため、飲む人の好みが分かれることが多いです。

エナジードリンクとコーヒーやお茶との比較

エナジードリンクを飲んでいる方は、「眠気解消」の効果を期待している方が多いと思います。
眠気解消効果が期待できるのは「カフェイン」という成分です。この成分はコーヒーやお茶にも含まれています。

コーヒーは60mg、お茶は10～30mgほどのカフェインを含んでいます。

では、エナジードリンクに含まれるカフェイン量はどのくらいなのでしょうか？
エナジードリンクに含まれるカフェインは多いと100mlあたり170mg、コーヒー約3杯分の量です。

カフェインの量が多ければ眠気覚ましの効果も高まります。一方で、過剰摂取には気を付けましょう。

おすすめのエナジードリンク

おすすめのエナジードリンク①モンスターエナジー

緑と黒の独特なパッケージが特徴のモンスターエナジー。元々はアメリカで販売されていた商品です。現在、日本では、アサヒ飲料から販売されています。1缶あたりコーヒー約2杯分のカフェインである142mgが入っています。また、量が多い分ので、含まれているカロリーも高めの178kcal、ご飯約1杯分です。なので、飲み過ぎには注意しましょう。

おすすめのエナジードリンク②オロナミンＣ

「元気ハツラツ！」のCMで有名なオロナミンC。なんと、日本で50年以上も愛されているのです。味は、はちみつの甘味が飲みやすいです。なので、大人から子どもまで愛されています。カフェイン量はエナジードリンクの中では、かなり少ない1本あたり18mgです。オロナミンCにはビタミン類やアミノ酸も入っています。また、ビタミンCが220mgとレモン11個分も入っているのが特徴的です。

おすすめのエナジードリンク③ライフガードX 

高級感のあるパッケージに豊富な成分が配合されたエナジードリンク！

ライフガードXは、精力剤にも含まれる「マカ」という成分が入っているのが特徴的です。「ライフガードX」は、人気のエナジードリンク「ライフガード」のパワーアップ版ともいえます。なぜなら、通常のライフガードよりも栄養成分の含有量が約2倍になっているからです。また、ライフガードXには、マカ以外にもビタミンC、ビタミンB群、7種類のアミノ酸、ローヤルゼリーが配合されています。そのため、効率良く補給したい方におすすめです。ただし、1缶あたりのカフェイン量が75mgとコーヒー1杯分が含まれています。

おすすめのエナジードリンク④レッドブル エナジードリンク

「レッドブル、翼をさずける」と聞けば、あの印象的なCMを思い出します。レッドブルは、世界167カ国で年間50億本以上飲まれているのです。スッキリした後味や酸味、特徴的な香りがクセになり、アルプスの湧水が使われているなど、原材料にこだわっているのもが特徴的です。

おすすめのエナジードリンク⑤HYPER ZONe ENERGY

1缶あたりコーヒー約2杯分のカフェインという驚異のカフェイン配合量です！
高麗人参エキスをはじめ、アルギニンやカフェインが織りなすハーモニーはエナジードリンクの定義そのものと言っても良いでしょう。炭酸が後味までキリっと締めてくれるのでスッキリとした味わいが特徴的です。

おすすめのエナジードリンク⑥リアルゴールド X

　「リアルゴールド X」には、カフェイン、アルギニン、ガラナにスパイスミックスを配合されています。また、ロックの高揚感をイメージした強炭酸が特徴です。500、350、250mlの3種類のサイズが発売されています。100mlあたりに含まれるカフェインの量は30mg。一番小さい250mlを飲み干したとしたら、コーヒー1杯分を摂取することになります。

おすすめのエナジードリンク⑦メガシャキ

ドリップコーヒー300ml相当のカフェイン量である100mgが1缶に含まれています。また、アルギニンも500mgと、他のエナジードリンクより多めに入っているのが特徴です。炭酸の刺激以外にも、トウガラシやショウガなど「香辛料抽出物」の刺激も感じます。味はジンジャーレモンなどの柑橘系なので、飲みやすいでしょう。容量は100mlとコンパクトなので、仕事や勉強のスキマ時間にサッと飲めます。

おすすめのエナジードリンク⑧エネリッシュ

罪悪感ゼロで飲めるゼロkcal!のためいつでも好きな時にチャージできます。
スタイリッシュなパッケージ、爽快なフレーバーで飲みやすくてリフレッシュに最適です。
1缶あたりカフェイン120mg、コーヒー約2杯分のカフェインが含まれています。
勉強や仕事の休息が得られます。なぜなら、『GABA』というリラックスを促す成分が含まれているからです。また、『アルギニン』でパフォーマンスをサポート。天然素材のカフェイン『ガラナエキス』で刺激性がゆっくり長続きするのが特徴です。

まとめ

エナジードリンクは、眠気覚ましや疲労回復の効果があります。ただし、飲み過ぎるとカフェインや糖質を過剰摂取することになるため、注意が必要です。

エナジードリンクは、さまざまな刺激物を含む飲料です。そして、消費者の覚醒度と集中力を日常的に高めることを目的としております。なので、製品タイプごとのカフェインの1日の摂取量に関するメーカーのガイドラインに従って責任を持って飲みましょう。

商品により含まれている成分が異なり、それに伴い効果・効能も変わってきます。なので、自分が期待する効果によって、エナジードリンクを選択することをおすすめします。
次回は、癒されると話題のチルドリンクを紹介します。