こんにちは!
最近、ブログが続けられるようになって、3日坊主で終わらないか心配なまさやです。
今回は、免疫力低下により発症の恐れがある4つの病気について説明します。
筆者は大学で分子生物学を学び、ドラッグストアに就業しながら、薬・栄養の情報を12年勉強しており、月間10本以上、年間120本の論文を読んでいます。その知識・経験を踏まえて解説してきます。
知らないと死を招く大変なことになる病気もあるので、ぜひ最後まで読んでください!
体が弱ると、免疫力が低下する理由は?

どうして体が弱ると、免疫力が低下するのですか?

病気にかかったり、けがをすると、免疫力が亢進し炎症が起こります。
炎症とは、体が治癒して回復するときにおこる生体内の反応です。
その回復の過程で熱や腫れが出ます。これらの反応が過度にならないために、体内では「コルチコステロン」と呼ばれるホルモンを分泌し、免疫力に一定のブレーキをかけて、免疫反応によって、体内の細胞を攻撃しないようにしています。
この作用は全身に及ぶため、腫れや熱が出ている部分以外の免疫力は低下します。体は、全身の免疫力を上げるなどの効率の悪いことはせずに、他の部分はセーブし、病巣部のみの免疫力を上げています。

免疫力が低下した時は、どのような兆候が出ますか?

・寝ても疲れが取れない
・口内炎ができる
・口のまわりがただれる
・花粉症などアレルギー症状が出る
・下痢をしやすくなる
などが挙げられます
免疫力低下により発症しやすくなる4つの病気

一見、免疫とは関係なさそうなことが、免疫力低下に密接に関係しています。
これから、詳しく見ていきましょう!
感染症
免疫力が低下することで発症しやすくなる病気の1つはに、風邪やインフルエンザなどの感染症が挙げられます。風邪とインフルエンザは、症状やウイルスの種類は異なりますが、どちらもウイルスが引き起こす感染症です。気温が低く空気が乾燥すると、ウイルスが活発に動けるようになるため、特に冬場に流行し、多くの感染者を出します。
また、寒くなると鼻や口腔内の温度がさがり、免疫細胞が不活発になるためです。

感染症を予防するために注意する3つのこと
- 外出時にはマスクをして、のどや鼻からウイルスを吸い込むのを防ぎ、口や鼻の温度を保つ
- 空気が乾燥すると粘膜の防御機能が低くなるため、加湿器を利用して、室内の湿度を50~60%に保つ
- ウイルスや細菌を洗い流すために、こまめに手洗い・うがいをおこなう
わたしたちが感染する病原体(細菌やウイルス)の多くは、まずはわたしたちの手に付着します。その手で鼻や口などに触れると、その病原体が体内に侵入し、感染が成立します。また、わたしたちが病原体のついた手でさまざまなものに触れ、周りのヒトがそれらに触れることで、感染が拡がっていきます。わたしたちの手は、さまざまな感染症を運んでいるのです。あなたが手を洗うことで、手についた病原体があなたのからだに侵入するのを防ぐだけでなく、周りのひとに感染を拡げることを防ぐこともできるのです。手洗いは、日々の生活の中でできる、きわめて有効な感染対策です。
肌の炎症
免疫力が低下すると、肌に付着したものが刺激となり、細菌や真菌を増殖してしまい、皮膚炎を悪化させます。肌の炎症をひきおこしやすくなります。肌の炎症とは、肌の赤みやかゆみ、吹き出物、カサつきやザラつきのことです。入浴や洗顔の際は、肌に付着したさせますが、石けんや洗顔料をよく泡立てて、摩擦で肌を傷つけないように、優しく丁寧に洗いましょう。肌の炎症が起こってしまう大部分は、紫外線や乾燥、間違ったスキンケアが原因です。
冬の紫外線をあなどらず、紫外線対策をして、スキンケアを怠らず、キレイを保ちましょう!

肌の炎症を予防するために注意すべき5つのこと
- 抗酸化作用のあるビタミンCやポリフェノールを含む食品を摂取する
- タンパク質(有名なのはコラーゲン)は保湿力を高める効果があるため積極的に摂取する
- 丁寧な保湿おこない、細菌を増殖させない
- 肌を常に清潔に保つ
- しみるなどの刺激を感じるスキンケア商品は避ける
歯周病
歯周病とは、口の中の常在菌である「歯周病原性細菌」が原因で発症する症状です。免疫力が低下すると、歯周病になりやすいです。なぜなら、口の中にもともと存在している免疫力が低下します。そうすると、歯周病菌に負けてしまうからです。歯周病になると、歯茎が赤くなったり、腫れたりするのです。また、症状が進行すると歯を支える骨が溶けて歯がぐらぐらするようになります。そのうち歯は抜けてしまいます。歯周病原性細菌が歯垢を餌にして増殖することです。それにより、歯周病が進行してしまうのでこまめに歯磨きをしましょう。

歯周病を予防するために必要な4つのこと
- 歯周病の病原菌の増殖を防ぐため、食後にきちんと歯磨きをして、菌の餌を取り除く
- 歯科医院で定期的にチェックをおこない、歯磨きの時に取りきれない歯垢を除去してもらう
- 抗酸化作用のあるビタミンC・ポリフェノールを含む食品を摂取して、免疫力を上げる
- 血行をよくするビタミンEを含む食品を摂取する
がん
がんは、身体の中の細胞が突然変異が起こってしまいます。そうして発生した、変化して異常な細胞(がん細胞)になり、その異常な細胞が大きくなったもののことをいいます。
免疫力が高く保たれているときは、T細胞と呼ばれる免疫細胞により、突然変異が発生してがん細胞化した細胞を排除しているので、がんになる可能性は低いです。
しかし、免疫力が低下してしまうと、T細胞の働きが弱くなってしまいます。そうすると、がん細胞の増殖スピードに対応できなくなります。なので、がん細胞を抑止することが難しくなり、がんを引き起こす原因になってしまいます。
がんを防止するためには、常に免疫力を高く保つことを意識しましょう。

免疫力が下がる原因とは?
前回、まとめた記事があるので、こちらから確認してください!

まとめ
今回は、「免疫力低下により発症の恐れがある4つの病気。免疫力向上して防ぎましょう!」について説明しました。
免疫力が下がってしまうと、風邪やインフルエンザだけではなく、さまざまな病気の原因となってしまいます。
疲れを感じた時には、休みましょう!
次回は、お金をかけずに気軽に免疫力を向上できる「免疫力を高める筋トレ」について説明します。
筋トレにより、体温が低下してしまわないように体の基礎代謝を高めていきましょう。それにより、ウイルスや病原体だけではなく、寒さにも強い体を手に入れられます。寒さが本番になる前に、代謝の良い体を手に入れたいですね…
免疫力を上げる方法はこちらから確認できます

コメント
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[…] 免疫力低下により発症の恐れがある怖い病気4選! […]