夏は海よりプール派のまさやです。
暑くて、なかなか眠れない・疲れがたまっているけど取れなくて困っている人はいませんか?
そこでこの記事では、豚肉の注目すべき3つの栄養効果について紹介していきます。筆者は大学で分子生物学を学び、ドラッグストアに就業しながら、薬・栄養の情報を12年勉強しており、月間10本以上、年間120本の論文を読んでいます。その知識・経験を踏まえて解説してきます。
ぜひ、最後まで読んでください!
疲労回復効果
疲労を感じる原因として、エネルギー代謝が上手くできません。なぜなら、体に必要なエネルギーが不足していることが挙げられます。
エネルギー代謝がUP
ビタミンB1と呼ばれる成分は、炭水化物などの糖質をエネルギーに変換する糖質代謝をサポートするビタミンです。
疲労回復にも大きな役割を果たすことから、「疲労回復ビタミン」とも呼ばれています。
豚肉+ニンニクが絶妙なコンビ
豚肉自体がビタミンB群を豊富に含む、疲労回復にはぴったりな食材です。そこで、アリシンやクエン酸を一緒に摂ることでエネルギー代謝がアップします。
そこで、豚肉と合わせて摂取するのをオススメするのがニンニクです。
にんにく、玉ねぎ、ニラ、ねぎに多く含まれるアリシンは、ビタミンB1の吸収率を高める働きを持っているのです。なので、豚肉と組み合わせることでより効果が高まります。
また、お酢や梅干しに含まれるクエン酸は、筋肉の中に溜まった乳酸の除去を促進する働きを持っています。豚冷しゃぶに梅酢ソースをトッピングしたり、豚肉の角煮にお酢を加えたりと、豚肉料理に加えるだけでOKです。
4 . ビタミンBI不足群においては,充足群と比較して、競技直後 に極度の疲労困憊状態を示す者の出現率が高い傾向にあり,習慣的なビタミン BI の摂取が長時 間持久運動によ る極度 の疲労困 憊状態の出現を予防する可能性が示唆された。 5 .以上より,長時間持久運動を行うにあたっては,最低2mg以上のビタミンB1の習慣的摂取が望まれ、サプリメントを含めたビタミンB1の補給についての啓蒙が重要と考えられた.
長時間持久運動後の疲労困憊と ビタミンB1 動態について 「デサントスポーツ科学」第18巻/公益財団法人 石本記念 デサントスポーツ科学振興財団
ビタミンB1は熱中症予防にも効果的
前回、紹介したようにビタミンB1の疲労回復効果は、熱中症予防にも効果があります。
熱中症予防に効果的な食材を他にも知りたい人はこちらからチェックしてください。

ダイエット効果
ダイエットの基本は、バランスの取れた食事を心がけることです。すぐに痩せたいからといって食事を抜いたり、特定のものだけを食べたり。偏ったバランスの食事をしていると体調は崩れていきます。これから、豚肉のダイエット効果について説明して行きます
脂肪の代謝を促進!
カルニチンと呼ばれるが脂肪燃焼を助ける成分が豚肉には含まれています。つまり、豚肉を摂取することで脂肪燃焼の促進に繋がるのです。また、脂肪燃焼が促進されればエネルギーが産生されるようになります。そのため、同時に運動を行うことでより運動の効果を高められることが期待できます。
豚肉の主成分であるたんぱく質は、身体の血液や筋肉、肌のハリや髪の艶を保つなど、理想のスタイルを保つために欠かせない栄養成分です。しっかり食べなければ代謝が下がってしまい、脂肪が燃えにくくなってしまいますよね。
豚肉は、高脂肪の印象が強いです。しかし、脂質が少ない部位であるヒレ肉やモモ肉は高たんぱく質低糖質の食材です。そのため、ダイエットをしている方に意識して食べてもらいたい食材です。
実はヒレ肉、豚肉の中でも鉄などのミネラルを多く含んでいます。ダイエットをしている方は鉄が不足しがちなので、ヒレ肉はオススメなのです。
満腹感が得られる
豚肉に含まれるアラキドン酸は、人間に必要な必須脂肪酸の一種です。脂肪と聞くと肥満の原因と考えてしまう人が多いかもしれません…
それだけ、ネガティブなイメージがあります。ですが、脂質は脳と体を動かすための重要な栄養素の一つでもあります。特にアラキドン酸には満腹感を脳に与える効果が期待されています。
野菜を主食(炭水化物)よりも先に食べる食事、タンパク質を主食よりも先に食べます。そうすることにより、体重が減った研究もあります。詳しくは以下のページでご確認ください。

美肌効果
ビタミンB2·ビタミンAで美肌効果!
ビタミンB2 は、皮膚や粘膜の健康にかかわっています。摂取することで口内炎の改善など、健康な新しい細胞を作るのに欠かせない「美容ビタミン」とも呼ばれている成分です。
また、ビタミンAにも同様にして、皮膚や粘膜を保護して、肌荒れや乾燥から守る効果があります
肌荒れが気になる人
豚肉は、肌や粘膜の健康維持に働く栄養素を複数含んでいます。皮膚の材料となるたんぱく質が含まれるため、美肌づくりのためには、不可欠です。また、たんぱく質の代謝を促す亜鉛も含まれており、肌荒れが気になる方にオススメです。
肌や粘膜の健康維持に働くビタミンだけではなく、ナイアシンが多く含まれています。
そして、赤・黄ピーマン、ブロッコリー、にがうり、キウイ、レモンなどに多く含まれるビタミンCと豚肉を組み合わせることで一層、美肌効果が高まります。
夏場は日差しが強くなり、ビタミンCが損なわれやすくなります。そのため、ビタミンCを意識的に多く摂取することが大切です。
豚肉を使った食事の後にキウイを食べるなど、豚肉と一緒に調理する必要はありません。献立として組み合わせるのはいかがでしょうか?
豚肉の栄養を効果的に摂るコツ

汁を残さない
豚肉に豊富に含まれるビタミンB1は水溶性です。豚しゃぶは美味しいですが、茹でて調理をすると、ビタミンB1が茹で汁に流れてしまいます。そのため水に大切な成分が溶けてしまいますので、汁まで残さずに摂取したいですね。
豚肉の脂を利用する
サラダ油やオリーブオイルに含まれる不飽和脂肪酸は、豚肉に含まれる飽和脂肪酸に比べて酸化しやすいのが特徴です。熱による酸化物の摂取を抑えるという意味では、豚肉自体の脂だけで加熱調理を行うのが好ましいです。フライパンに残った脂を取り除くことで、不飽和脂肪酸の過剰な摂取量を抑えることができます。
まとめ
豚肉は、疲労回復効果や肌の健康維持に期待できる栄養素が含まれていることが分かりました。
また、部位によってカロリーや糖質の量が異なるので、自分に適した部位を美味しく食べられるといいですよね。
豚肉は、幅広い料理に使うことができるので、ぜひ日々の食生活に取り入れてみてください。
今回は、豚肉の注目すべき3つの栄養効果についてを紹介しました。豚肉を毎日食べ続けても飽きてしまうと思うので、次は鶏ムネ肉の栄養について、ご紹介いていきます。
期待していてください!
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] 注目すべき豚肉の栄養については、以下の記事を参考にしてください。 […]
[…] 豚肉にも、同様にビタミンB6が含まれます。豚肉の健康効果を知りたい人は以下のページをご覧ください。 […]