とうもろこしに期待できる7つの健康効果! ダイエット効果ある?

とうもろこし期待できる7つの健康効果

全然涼しくならず、秋バテ気味のまさやです。

台風が接近して、暴風雨なかで買い物に行きたくない人はたくさん、いらっしゃるのではないでしょうか?そんな中、気軽に栄養補給できるのがとうもろこしです。

甘くて美味しいとうもろこし。とうもろこしの健康効果についてご存じの方はどれくらいいるのでしょうか?そこで、この記事では、とうもろこしに期待できる7つの健康効果について紹介していきます。筆者は大学で分子生物学を学び、ドラッグストアに就業しながら、薬・栄養の情報を12年勉強しており、月間10本以上、年間120本の論文を読んでいます。その知識・経験を踏まえて解説してきます。(最近は月間20本に増えてきました!)

ぜひ、最後まで読んでください!

目次

とうもろこしに期待できる7つの健康効果

甘くて美味しいとうもろこしには、うれしい健康効果が期待できます。
これから、とうもろこしに期待できる7つの健康効果について説明していきます。

美肌効果

とうもろこしには、強力な抗酸化作用を持つビタミンEと呼ばれる成分が豊富に含まれています。また、抗酸化作用とは、シワ、シミやそばかすの原因となる有害な活性酸素と呼ばれる成分を撃退し、体内を若々しく保つ働きです。また、血行をよくする働きがビタミンEにはあります。

生活習慣病予防

とうもろこしには、リノール酸と呼ばれる人間の体内でつくることが出来ない成分が含まれています。なぜ、食物からとる必要があるのかというと、体の組織が機能するなかで欠かせないからです。例えば、リノール酸には、生活習慣病である高血圧や動脈硬化を引き起こす原因となる悪玉コレステロールを減らす効果があることがわかっているため、高血圧や動脈硬化の予防、改善効果が期待できます。

疲労回復・エネルギー代謝UP

ビタミンB1という成分を摂取すると、体に疲労物質を溜まりにくくしてくれます。
なぜなら、ビタミンB1には、体内で糖質をエネルギーに変えるサポートする働きがあるからです。
そして、糖質を効率良くエネルギーに変換して、全身に送ることで、糖質を溜め込んで太ることなく、代謝も上がります。また、糖質は神経系のエネルギー源でもあるため、エネルギーに効率良く変えることで、神経の働きを正常に保つだけでなく、“精神安定やイライラ緩和”の効果も期待できます。

目の健康保護

とうもろこしには目に優しいゼアキサンチンとルテインと呼ばれる成分が含まれています。

例えば、ルテインは目の老化を防ぎ、視力低下を抑えます。また、「ブルーライト」をフィルタリングする働きがあります。「活性酸素(光ストレス)」によって傷ついた網膜を守る「抗酸化作用」も期待できます。

一方、ゼアキサンチンは、ルテインと共に強力な抗酸化作用を持ち、眼に対し強い刺激やストレスになり視機能の低下をもたらす「ブルーライト」をフィルタリングする効果が期待されています。

便秘解消

とうもろこしに含まれている食物繊維は、水に溶けない不溶性食物繊維です。というのも、とうもろこしの1粒1粒の皮の部分に含まれている成分で、特徴として、水分を吸収して膨らむことが挙げられます。便をかさましして排便を後押しする作用が期待できるため、便秘解消が期待できます。

さらに、とうもろこしには、妊娠中でも使用可能な便秘薬として処方される、マグネシウムを多く含みます。
マグネシウムには、排便を促す作用が期待されています。なぜなら、体内の水分を吸収し腸に集め、便をやわらかくする特徴と、内容物を膨張させ腸内を刺激するからです。

むくみ予防

とうもろこしには、カリウムが290mgと多く含まれています。カリウムには、利尿効果があり、むくみ対策になります。なぜなら、カリウムはむくみを引き起こす原因であるナトリウム(塩分)を排出する働きがあるからです。

骨を丈夫に

とうもろこしが骨を丈夫にするとは、意外ですね!

人体に必要なミネラルの一種で骨や歯の形成を
サポートする栄養素のリンと
骨の主成分となる栄養素のカルシウムが含まれています

とうもろこしはダイエットに効果がある?

 炭水化物だからとうもろこしは、ダイエットに向いていなのでは?

とうもろこしは、食物繊維が多く含まれているので、
ダイエット中に積極的に食べたい野菜です。

とうもろこしは、中南米では主食として食べられることもあるほど、ほかの野菜や芋類に比べ、カロリーが高く、糖質の量も多いです。

ですが、ご飯100g(おにぎり約1個分)と1本食べられる部分は(可食部)175gは同じカロリーです。しかし、ご飯に比べると食物繊維が3.5倍と多く、糖質は3分の2ほどの量なので、とうもろこしはおすすめです。

食物繊維は腹持ちが良く、ダイエット中でも空腹を感じにくくなるでしょう。前にも述べましたが、食物繊維とマグネシウムなども補給できるので、便秘の改善などうれしい効果も期待できます。

ダイエット中に食べるなら、1日半分~1本を目安にするといいでしょう。

気になる人は食べる順番を気にてみてはいかがですか?

コーン茶はとうもろこしに関係あるの

最近、コーン茶というものを見かけるようになっかけど、
とうもろこしと何か関係あるのかしら?

コーン茶は韓国発のノンカフェインティーで、乾燥させたとうもろこしを焙煎したものを、お湯で煮出したお茶のことです。

日本では、「とうきび茶」「とうもろこし茶」とも呼ばれ、韓国料理店や韓国食品を取り扱う店から、最近になってスーパーやドラッグストアで見かけるようになりました。

缶詰と生のとうもろこし、栄養の違いはあるの?

缶詰と生のとうもろこし、栄養の違いはあるの?

とうもろこし場合だと、違いはあります。

缶詰と生のとうもろこしでは、栄養の差は見られました。やはり、生のとうもろこしの方が栄養価が高いです。しかし、生のとうもろこしは、とれたてが一番栄養価が高く、時間が経てば鮮度も落ちます。

食品成分(100gあたり)とうもろこし缶詰
エネルギー(kcal)34178
水分(g)14.578.4
たんぱく質 (g)8.62.3
脂質(g)50.5
炭水化物(g)70.617.8
食塩相当量(g)00.5
カリウム(mg)290130
マグネシウム(mg)7513
ビタミンB1(mg)0.30.03
ビタミンB2(mg)0.10.05
不溶性食物繊維(g)8.42.6
18:2n-6リノール酸(mg)‘(2200)‘(200)
出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

缶詰の調味液には塩が多く使われているので、ナトリウムが少し多めなところが、生とうもろこしと缶詰の違いです。今では、食塩無添加の缶詰も販売しているので、そちらを選ぶのもいいでしょう。

とうもろこしの美味しい食べ方

とうもろこしは収穫後が特に甘いと言われています。しかし、時間が経つにつれ、美味しさが失われていくので、できるだけ早く食べるか、加熱して保存しましょう。そのため、とうもろこしは茹でる、蒸す、電子レンジを使うなどして、下ごしらえして加熱しておくと保存することができます。

茹でる、蒸す、レンジでチンするだけで気軽に食べられます。

茹でる

ぷりぷりとした食感と、みずみずしい自然な甘みが魅力の「とうもろこし」。家庭で食べるときの定番は、シンプルな「茹でとうもろこし」です。簡単なメニューに思われがちですが、じつは茹で方ひとつで味や食感が大きく変化します。

 手順

1.外側の皮をむき取って、内側の薄皮を1〜2枚だけ残した状態にします。
薄皮を残した状態にしたら、鍋に入りやすいよう長い茎を切り落とします(もしくは手で折ってもOK)。

2.とうもろこしをゆでる鍋と水,塩の分量を決めます。①で用意したとうもろこしがすっぽり入る鍋(又は深めのフライパン)を用意し、ひたひたになるまで水を加えます。
*とうもろこしは沸騰してから入れるので、注意!
この時にどれだけの水を加えたかを量っておき、その水に対して2〜2.5%の塩を用意して加えます(水1.5~2Lなら塩大さじ2ほど)。

3.塩を加えたゆで湯が沸騰したら、①で用意したとうもろこしを鍋に入れます。とうもろこしのゆで時間は10〜12分が目安です。
あれば落とし蓋をして、なければ途中2〜3度とうもろこしを鍋の中で回転させてながら、ぐつぐつ軽く煮立つ火加減(中弱火くらい)でゆでます。

茹でたとうもろこしの健康効果

4.とうもろこしがゆで上がったら、そのまま10分間ゆで湯につけたまま放置しておきます。適度に粗熱が取れて塩もなじみ、食べたときにより甘く感じるようになります。

10分たったらざる上げして、皮をむきとってからいただきましょう!好みで冷ましてからでも(お弁当や作り置きなどに)。

蒸す

蒸し器を使って時間をかけて火を通すことで、ジューシーな甘さのあるとうもろこしに仕上げることができます。

少し手間はかかりますが、新鮮なとうもろこしが手に入ったときこそ、その美味しさを余すことなく堪能できるのでおすすめです。

とうもろこしを蒸す時間の目安は10分です。そのとき、蒸し器を使うのが一般的です。しかし、蒸し器がなくても、鍋や深めのフライバンでも蒸し器の代わりにできます。

時間のないときは電子レンジを活用するなど、ぜひ使い分けてみてくださいね。

手順

1. 皮を1~2枚ほど残してむき、ひげ根がついていればきれいに取り除く。

2. 蒸し器にたっぷりの水を入れて熱し、沸騰したら蒸し器の上部に皮のついているほうを下にしてとうもろこしを蒸し器に入れる。

ふたをして中火で10分蒸す

3. 蒸し上がったら皮をむき、塩を適量ふる

4. シワシワにならないよう、ラップで包む

レンジでチン

火を使わずに短時間で調理したい場合は、レンジで蒸すこともできます。
そして、水にくぐらせて塩をふったら、ラップに包んで加熱するだけと簡単です。加熱後には粒がしわしわにならないように、粗熱がとれるまでラップをとらないのがポイントです。

手順

1. 皮を2枚ほど残してむく

2. 皮の上から少量の水をかけてラップをする

3. 500Wの電子レンジで5分加熱する

とうもろこし1本につき、電子レンジ(500W)で5分加熱します。

4. 10~15分ほど置いておき、粗熱がとれたら皮をむく

5. 皮をむいたとうもろこしをラップで包む

ラップをはずしたまま放置すると、トウモロコシの水分が抜けてしわしわになるので、食べる直前まではラップで包んでおきましょう。

まとめ

とうもろこしがもたらす健康効果には、生活習慣病予防や美肌・便秘解消効果が期待できる栄養素が関わっていることが分かりました。
また、リンやカルシウムが含まれていて、骨を丈夫にする作用が期待できることは意外でしたね。

手軽に調理ができ、すぐに食べられることも、とうもろこしのいいところですね。

今回は、とうもろこしに期待できる7つの健康効果についてを紹介しました。この夏で物価高で困っている人も多いです。そこで、価格が低下もしくは、安定している、お米についてご紹介していきます。新米が美味しい時期になってきているので、期待していてください!

とうもろこし期待できる7つの健康効果

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この記事を書いた人

立命館生命科学部生命医科学科卒業➡️ドラッグストアへ就職 ♢大学で分子生物学を学び、薬・栄養の情報を発信。健康系を12年勉強、現在も継続中❗️ 国家資格取得済、薬機法に関する情報提供可能です。SNS運用代行(LINE、Instagram, TikTok)【薬機法、健康関係の構築代行承ります】お気軽にご相談ください

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